農業経営を支える補助金とは、経営人材の育成や施設整備、担い手の確保などさまざまな目的のために国や自治体が実施している制度です。
ここでは農林水産省が公募している補助金についての概要をお話します。
●情報通信環境整備対策 (農山漁村振興交付金)
目的:農村インフラの管理の省力化・高度化や地域活性化やスマート農業の実装をめざす
補助額:事業に応じて「補助率:1/2」、または定額補助
●農地耕作条件改善事業
目的:耕作条件の改善・担い手への農地集積の推進・高収益作物への転換をめざす
補助額:事業に応じて「補助率:1/2」、または定額補助(上限300万円〜500万円)
●農家負担金軽減支援対策事業
目的:土地改良事業の負担金の軽減と計画的償還の推進をめざす
補助額:定額補助(上限6,650万円)
●農林水産物・食品輸出促進対策事業
目的:農林水産物や食品輸出の促進をめざす
補助額:事業に応じて「補助率:1/2・2/3」、または定額補助
●家畜取引スマート化推進支援事業に係る公募
目的:円滑な家畜流通の確保や家畜市場の活性化を通じた生産基盤の強化に向けて、家畜市場における取引をスマート化する取組について支援する
補助額:補助率は、1/2以内
まとめ
農業経営の拡大や新規就農において資金面の援助は重要です。
補助金・助成金制度などを上手に利用するためには、事業内容や支援額を把握する必要があります。
そして、自分の目的に沿った制度を選択することが大切です。