補助金の中でも人気の高い「小規模事業者持続化補助金」の13回受付締切分の公募要領が2023年6月15日に 公開されました。
ここでは、小規模事業者持続化補助金とは何かについてを簡単にご説明したいと思います。
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小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を
支援する制度です。
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補助対象者
従業員数が20人以下、年間売上高が1億円以下の小規模事業者であることが要件としてあげられます。
業種ごとに従業員数で小規模事業者であるか否かを判断しています。
具体的には、以下の条件を満たす小規模事業者であることが必須要件になります。
・従業員数が20人以下であること
・年間売上高が1億円以下であること
・新型コロナウイルス感染症の影響により、業績が悪化していること
・補助金を利用することで、事業の持続が見込まれること
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補助対象事業
一般的に補助金は、対象者が何か事業をしたときに補助されます。
持続化補助金でも、申請者(小規模事業者)が経営計画を作成したうえで販路拡大や生産性を向上させる取り組みをすると
その一部が補助金として支払われます。
この取り組みのことを補助事業といいます。
持続化補助金の補助対象になりうる事業は、販路拡大や生産性を向上させる取り組みとなります。
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申請枠の条件
申請者(小規模事業者)は、自分がどの申請枠で申請するか選ぶことになります。
枠は、通常枠と特別枠(賃金引上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠)があり、特別枠のほうが補助金上限額が高いので、
特別枠でまずは検討すると良いでしょう。
通常枠の条件は「特別枠に該当しない小規模事業者」となるので、以下では特別枠のみ紹介します。
*賃金引上げ枠
補助事業の終了時点において、事業場内最低賃金が地域別最低賃金よりプラス30円以上になる。
(赤字事業者においては、補助率 3/4に引上げるとともに加点の実施もあり)
*卒業枠
補助事業の終了時点において常時使用する従業員の数を増やし、小規模事業者の従業員数を超えて規模を拡大する。
*後継者支援枠
申請時において「アトツギ甲子園」のファイナリストになった事業者。
*創業枠
特定創業支援等事業による支援を過去3年以内に受けて開業した事業者。
~インボイス特例について~
2021 年 9 月 30 日から 2023 年 9 月 30 日の属する課税期間で一度でも免税事業者であったまたは免税事業者であることが
見込まれる事業者のうち、適格請求書発行事業者の登録を受けた事業者であること。
(補助事業終了までにこの要件を満たす必要があります)
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補助上限額
・50万円(通常枠)
・ 200万円(賃金引上げ枠、卒業枠、後継者育成枠、創業枠)
※インボイス特例の要件を満たしている場合は、上記補助上限に50万円を上乗せ
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補助率について
補助率2/3(賃金引上げ枠の赤字事業者のみ3/4)
*公募要領より
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補助対象経費
主な対象となる経費は次の11種類です。
1.機械装置等費:製造装置の購入など
2.広報費:新サービスを紹介するチラシ作成・配布、看板の設置など
3.ウェブサイト関連費:ウェブサイトやECサイトを構築、更新、改修するために要する経費など
(ウェブサイト関連費のみによる申請は不可 )
4.展示会等出展費:展示会・商談会の出展料など
5.旅費:販路開拓(展示会等の会場との往復を含む)を行うための旅費など
6.開発費:新商品・システムの試作開発費(販売商品の原材料費は対象外)など
7.資料購入費:補助事業に関連する資料・図書など
8.雑役務費:補助事業のために雇用したアルバイト・派遣社員費用など
9.借料:機器・設備のリース・レンタル料(所有権移転を伴わないもの)など
10.設備処分費:新サービスを行うためのスペース確保を目的とした設備処分など(補助対象経費総額の1/2を上限とする))
11.委託・外注費:店舗改装など自社では実施困難な業務を第3者に依頼など