業務改善助成金の使い道を考える
最近、巷で話題の「業務改善助成金」。
使いやすいと評判だけど、いったい何に使えるの?
そんな疑問にお答えします。
- 10t貨物車を導入し運搬業務を効率化(運送業)
- 自動追尾型測量機の導入による省人化(測量業)
- 新型印字プリンターの導入による制御盤製作等の効率化(電気機械器具製造業)
- 帳票作成発行のデジタル化による労働時間の短縮(農業)
- 営業管理・見積作成の自動化による作業時間の削減(広告業)
- ホットスタンプ機導入による時間外労働の短縮(印刷・同関連業)
- 電子カルテ刷新による業務の削減・効率化(医療業)
- 従業員向け勉強会・講習会によるスキルアップ支援(社会保険・介護事業)
- 治療用装置の導入による施術効率化(医療業)
- 自動販売機の導入による接客の省略可(食料品製造業)
- 労務管理ソフト・タイムレコーダー導入による勤務間インターバルの導入(製造業)
- スチコン導入による調理時間短縮(飲食店)
- 自動車タイヤ専用ラックを導入により管理方法改善し負担・時間削減(機械器具販売業)
- バキュームクレーン導入により作業負担軽減・時間削減(小売業)
- 豆腐冷却水槽等設備導入による時間短縮と生産性向上(飲食料品小売業)
- 温室管理システム導入による労働時間削減・品質向上(園芸業)
- 農薬散布・農作物運搬の機械化による生産性向上(農業)
- テイクアウト注文の自動化・店舗改装による効率化(飲食店)
- 検査機器導入による患者待ち時間の短縮と検査効率化(医療業)
- 電動昇降用モーターベッド採用による従業員の負担軽減(介護事業)
- 袖引き/自動ボタン付けミシン導入による生産性向上(製造業)
- 送迎用車両導入による送迎業務効率化(介護事業)
- プレス機の更新による生産性向上と必要人員の削減(生活関連サービス業)
- 調理機器の導入とほめ育研修による作業時間の短縮と人材育成(飲食店)
- シャンプー機器導入による業務効率化と業務負担の分散(理・美容業)
- 硬化炉増設による製品リードタイムの改善と残業時間短縮(製造業)
- トランシーバーと清掃用カート導入による清掃作業の効率化(宿泊業)
以上、厚生労働省の「生産性向上のヒント集」内から各ページ事例の表題から引用させていただきました。(わかりやすく表現を変更した部分もあります)
最大600万円の助成金ですから生産性向上に広く役立てることが可能だという事がこのヒント集の事例からわかります。
表題だけで、業種ごとに生産性向上のため導入する機械装置のイメージがつくと思います。ハード面だけでなく教育訓練等ソフト面でも使われていることが分かります。
業務改善のコンサルティング費用も対象となるので今年度はコンサルティングで申請し、来年度からはそれに基づいて毎年生産性向上に業務改善助成金を利用していくという方法もあります。
これらはすべてが業務改善助成金の採用事例というわけではありませんが、これらの使い道は生産性向上とみなされているるのは間違いありません。
これらのヒントが多種多様な皆様の業務改善のお役に立てれば幸いです。