ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者等が抱える「資金不足」という課題を解決し、革新的な事業に挑戦するための支援制度です。補助金を活用することで、新製品・サービスの開発、生産プロセスの改善、海外展開など、様々な事業を推進することができます。
2024年度はさらなる支援拡充
2024年度のものづくり補助金は、以下の点において支援が拡充されています。
●賃上げと成長を両立する支援：
積極的な賃上げに取り組む企業に対して、最大50％の補助率を適用
賃上げ額に応じて最大500万円の加算措置を用意
●海外市場開拓を強力にバックアップ：
海外展示会出展費用を最大3分の2まで補助
海外販路開拓コンサルティング費用を最大5分の4まで補助
●環境問題への取り組みを支援：
省エネ設備の導入費用を最大5分の3まで補助
●再生可能エネルギー設備の導入費用を最大3分の2まで補助
ものづくり補助金でできること
ものづくり補助金は、以下のような様々な事業に活用することができます。
設備投資以外の活用事例
ものづくり補助金は、設備投資以外にも様々な用途で活用することができます。以下に、具体的な活用事例をご紹介します。
人材育成：
新規事業に必要なスキルを習得するための研修費用
海外市場開拓に必要な語学研修費用
マネジメント研修費用
コンサルティング：
事業戦略策定のためのコンサルティング費用
海外進出支援のためのコンサルティング費用
経営改善のためのコンサルティング費用
デザイン：
新製品・サービスの開発におけるデザイン費用
ブランドデザインの策定費用
パッケージデザインの開発費用
知的財産：
特許取得費用
商標登録費用
意匠登録費用
申請・採択のポイント
ものづくり補助金は、毎年多くの企業から申請が寄せられるため、採択率は決して高くありません。採択の可能性を高めるためには、以下の点に注意することが重要です。
明確な事業計画：
補助金をどのように活用して事業を推進していくのか、具体的な事業計画を策定する必要があります。
革新性：
他の企業とは異なる、独創的な事業計画であることが重要です。
効果：
補助金を使うことで、どのような成果が期待できるのか、具体的な数値で示す必要があります。
採択実績：
過去にものづくり補助金等で採択された実績がある場合は、アピールポイントとなります。
まとめ
ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者等にとって、夢を実現するための強力な支援制度です。制度の内容をしっかりと理解し、自社の事業に合った形で活用することで、大きな成果を上げることができます。今こそ、ものづくり補助金を活用して、革新的な事業に挑戦してみませんか？
